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2016年3月29日

久々の日本顧客さん3名。

韓国仕向けが続いているのですが、たまには日本のお客さんの話でも・・・

少し前になりますが、T艇を購入して頂いた30才半ばの若きセーラーさんの納艇が完了しました。
別途オーダーのオートパイロットの取付も完了し、残すは初セーリングのみ。

事前にオートパイロットのキャリブレーションは済ませています。
ワタシはただただ見学していただけですが・・・

もう1艇はシーボニアに納艇中のA艇。こちらも若いセーラー。
29日現在、下田に入港中。
明日の夕刻には到着予定。荒天に出合いながらも10日めの航海・・・

もう1名さまは、明日検船に来られます。


そうそう・・・同時期に志摩ヨットハーバーとマリーナ東海から出航した韓国仕向けの2艇は、ド強風の中出航したのは良いが、クルー全員飲まず食わずで西宮に到着。
神戸マリーナに舫いを取った。

飲まず食わずのためか、出港時はあんなに元気だったキャプテン二人もかなりのやつれ顔で、
「波とスプレーが凄かった」とジェスチャーを交えながらハングルで応えていた。

そんなワケで、彼ら4名のクルーは一旦韓国に引き上げ4月10日頃に再来日するそうです・・・
彼らは、慌てているのかのんびりしているのかは未だに不明???

結局、ワタシは再度の税関申請と再度の出国手続きをさせられる事になってしまっている。

そんな中、いつものLEEが来日。
いつものように日本国中を走り回り、27日は西宮、28日は広島にやって来ています。

GPSのキャリブレーション中。
別艇のデプスセンサーの取付。
神戸マリーナに係留された問題の2艇。

2016年3月25日

伊勢志摩から東海へ。

名古屋市内にある韓国領事館で2人のKOREANと待ち合わせ、領事館のいろいろな手違いもありながら無事に2艇の仮船籍を取得した。

その足で近鉄名古屋駅から津駅へ約一時間の電車移動。
駅前で予約したレンタカーを受け取り、津税関で輸出申請。

そして、志摩ヨットハーバーへの長旅。
ラッキーなことに、税関のインスペクションもその日にしてくれるとのこと。

午後4時には志摩ヨットハーバーに到着した。
2人のKOREANは当然後部座席で居眠り.....

約1時間で税関と海上保安庁の検船を終えることが出来た。

さてさて、ここからKOREANが元気を取り戻し、さぁ、燃料を入れてくれとか食料はどうするとか、散々甘えてくる。

岡ハーバーマスターがこれまたイイ人この上なく、二つ返事でスペアタンクの購入に向かってくれた。

航行準備を整え、津税関に輸出許可証を受け取りに向かった。
就業時間を大きく回りながらも快く許可証を授与。


翌日、今度は衣浦税関でもう1艇の輸出申請・・・
そして税関、保安庁の検船を終えると、いつものようにKOREANは「燃料燃料」と騒ぎはじめた。

そして、税関申請日程を無視し、強風が吹く中、その日の日没まじかに出航してしまった。

彼らには、税関や保安庁の意味することがほとんど理解出来ていない様子だった。

これは、私も含めた日本の販売業者が需要の多いKOREANを暖かく迎え過ぎているからかも知れない。

志摩ヨットハーバー、マリーナ東海のスタッフさんには感謝!

志摩ヨットハーバー
マリーナ東海での検査と出航前風景。

2016年3月18日

遂に長崎・・・。

少し時間の掛かった艇、Beneteau 381が売却になりました。
何度、長崎に通ったことか・・・・・

やはりやはり、韓国ラッシュで、某マリーナにある44フィート艇も決定!
志摩と蒲郡にあるツボイの両艇。
蒲郡艇は輸出手続きのみ。

しかし、韓国だけではなく国内需要もあり。
19日(土)には、伊豆半島から西宮に到着するCC30。
回航してもらった、その帰り便でARPEGEを三浦半島へ・・・

さらにルボンも西宮にやって来ます。

今週末から、久々の数艇同時の輸出と国内需要の2艇の整備にかかります。

そうそう、ARPEGEの割れてしまったフェアリーダーをオーダーしたのですが、まだ納品されていません。

クルマ、飛行機、バスと遠距離を移動中の瀬戸内海の夕日が、少しこころを和らげてくれました。

瀬戸の夕日とフェアリーダー

2016年3月16日

ELLIOTT出航とトラブルと・・・。

ELLIOTT12mが出航して翌日、今治付近でエンジンの調子が悪いとの連絡・・・

とにかく、今治港の海の駅に入港せよと、海図とMAVIONICSを使用して、画像に位置を入れてメールした。

修理してくれる所はどこか?などなど英文の質問がいっぱい・・・

たまたま、わたしの韓国の友人と同行していたので、電話でアドバイスしてもらったところ、結局、友人の指摘どおり、問題箇所は燃料フィルター・・・

すぐに対処し再び出航!

しかししかしまたまた、エンジン不調の連絡が入って来た・・・
「33,55,664N/131,07,131E」で停止したとのこと。

電子海図とNAVIONICSを併用して位置を確認すると、関門海峡に近い。
「我々は、エンジンよりもセーリングで航行する!」と息巻いていたが、
海上保安庁さんに曳航されることに・・・

「じゃ、新門司マリーナに入港しなさい」と、マリーナ情報を画像と文章で送付。
幸いにして、当方、九州には知人が多く、当然、新門司マリーナとも親しくラッキー!

アドバイスに従い、真夜中に関わらず、無事新門司マリーナに入港してくれた。
原因はやはりフィルター!
今度はプロのメカさんに依頼、午前中に出航してくれた。

今度は、下関税関に行くのはどうしたら良いか???の質問!
出航前に海上保安庁さんを交えてあれだけミーティングしたのに?????

で、係留場所と税関の場所とを、これまた地図をメールした。

う〜ん・・・KOREANは自信家さんが多く、輸出手続きも自分でできるとか、セーリングの経験もあり、何度も日本から韓国を航海しているっと、皆さん同じように言ってくる。

もちろん今回も信じていなかったが・・・

今夜あたり、そろそろ釜山近くのマリーナに到着するかも???

右画像
コーストガードに新門司沖まで曳航される。
トラブルが起こったポジションから新門司アリーナまでの航路案内。
新門司マリーナへのアプローチの図。
関門海峡に入り、税関の場所を何度も質問してきた。

もちろん、こちらから税関と入管に事前連絡をしておき、手取り足取りの出国になりました。

で、一時間ほどで出国とイミグレーションを完了。

2016年3月11日

ARPEGEの整備と洗浄とまたまたの輸出。

エンジン載せ替えが完了し、更に噴射ノズルも交換!
傷んだ床もストライプ合板でリニューアル!
さらにハルからデッキからキャビン内まで水洗いし、2年分のアカを落しました。

徐々に蘇ってきましたが、しかし今度はジブファーラーが開かず(>_<)
ジブシートもメインシートも劣化でボロボロ・・・
むろん交換です。

ARPEGEの整備の途中、10日にKOREA TEAMが来日。
事前に名義変更と返納届けを済ませ、10日昼前に大阪の韓国領事館で仮船籍を申請。
領事館のランチタイムを利用し、堺市の税関支署に輸出申請。

再び領事館に戻り、仮船籍を取得し、再度税関で正式に輸出許可と出国手続きを行い、僅か半日で輸出手続きを完了!

そのKOREA TEAMのクルーとして同行してきたNZのセーラーのパスポート。
初めてNZのパスポートを見たので、写真を撮らせて頂いた。
ブラックベースにシルバーの文字とシダの葉。

そして、同館内にある海上保安庁に出航と航行路を申請。
翌11日午前中に、来艇して頂き航路等を確認。
これで万一のトラブルも安心です。

輸出艇はELLIOTT。

ホント海上保安庁さんには助けられています〜

PS
西伊豆から西宮まで回航予定の艇の臨時航行申請。
通常の安全備品に加えて自己発煙信号とラジオが必要。


2016年3月5日

新製品搭乗!。

東京ボートショーに誘われるが、近年行ったことがない・・・

行かない(行けない)理由は、毎日のように海外からのオファーの対応で、サイト上での国際ボートショーが開催されているからなのかも知れない。

ここ最近では、韓国をはじめ、台湾、ベトナム、変わったところではオマーンからのオファー・・・
「オマーンってどこにある国?」で世界地図を見る始末・・・

そんなある日、近所のマリンショップで見つけた「船酔いしないメガネ」「
BOARDING RING」を見つけた!
船酔いに無縁なワタシであるが、思わず購入!
10500円+TAX

むろん、船酔いだけでなく、飛行機、クルマ、電車等乗り物すべてに対応とのこと。

ボーディングリングは「内耳のはたらきを視覚に置き換える」とのこと・・・。
視界に写るボーディンググラスに組み込まれた液体と内耳感覚の2種類の同じ情報を脳が感じることで知覚・感覚の混乱をなくすそうです。
使用方法は「酔い」が始まったと同時に装着。
約6分〜8分ほどで「酔い」は緩和されるらしい。


2016年2月23日

CANTING KEEL。

すでに雑誌やネット上で紹介されている「CANTING KEEL」ヒールするとキールがヒールとは反対方向に傾くキールのこと。

TRANSAT、VOLVO OCEAN RACE出場艇などに採用されている。
また、レース艇だけでなくBeneteauも採用するらしいので、今後は普及する可能性はある。

そのTRANSAT のミニ判ともいえるMINI TRANSATと出会った。
この艇はもちろんCANTING KEELが装備されている。
とのかく初めて見るヨット(セーリングボート)とそのキール「カンティングキールシステム」

以前他のサイトで販売されていた経過があるが、この艇とは違っていた。

CANTINGとは直訳すれば「傾く」「傾き」とある。

オーナー曰く、その性能には素晴らしいモノがあるとのこと。
もちろん、セーリングポテンシャルとボートスピードもその辺のグランプリレーサーよりも優れている。

とにかく速い(らしい)が、セイルトリム、セイルチョイスはもちろん、ランニングバックステイとキールも微調整しながらのセーリングが必要となる。


ガンポールの長さに注目。
画像下、CANTING KEELが斜め右に傾いている状態。
キールは長〜い。

2016年2月20日

韓国いろいろ。

ほぼ毎日、電話かメール、LINE、KAKAOで韓国から連絡が入ってくる。

ここ最近で多いのは、レースに使える40フィートクラスのレーサークルーザー・・・。
日本国内にはそのような艇は販売されていないことを伝えても、なかなか納得してくれない様子。

「探してくれ、探してくれ」と何度も何度もの催促。
ランニングバックステイのある艇を紹介すると、ランナーはダメと答えが帰ってくる。

それ以外の艇では40フィートか、それ以上のクルージング艇。
当方扱い以外の艇も相当数が韓国に輸出されている。

昨日、また韓国のブローカーさんとミーティングでした。

今年6月のKOREA CUP(韓国〜竹島(独島))レースが今年もまた開催されるそうだ。

関西国際空港の
インフォメーションボード。
空港外の道路には、観光客を迎える観光バスの列が数十台待機していた。

マリン関係はそのごく一部。


2016年2月16日

ELLIOTT 12m。

この艇(同型艇)1996年ハワイのKENWOOD CUPで初めてお目にかかった。
ワタシの出場するEクラスとは異なり、確かCクラス?

もちろん日本からの参加だった。

自分のことが誠一杯でELLIOTTのリザルトどころでは無かったが・・・

その後十数年が経過し、友人が所有していたが数年で売却、その数年後に再び大阪に戻り、
そして韓国にデリバリーされることになった。

今回のユーザーは、元470のKOREA CHAMPIONとのこと・・・

が、しかし艇のチェックをし始めると同じことを何度も何度も繰り替えしてくれるので、結構手間取った。

デリバリー日程は未定・・・

ELLIOTT12mのキャビン内部。これも韓国仕向け。

2016年2月8日

アルページュ30。

エンジン搭載、定期検査も終え、久しぶりに西宮ボートパークの桟橋に戻りました。
あとは、細かいエンジンの微調整と、デッキ上のチークのニスの塗り替えとキャビン内の作業。

傷んだ床板を張り替えとクッションカバーも張り替え、内装も手を入れる予定。

あと2ケ月位で蘇ります。

それにしても長い道程です・・・

只今、リメイク中

2016年2月2〜4日

下田から安良里そして熱海。

2月2日から4日にかけて、伊豆半島をレンタカーで縦断。
と、いうのは安良里港にある、とあるヨットの検船のため。

下田港は昨年も来ているが、安良里港は4〜5年ぶりになる。

新幹線で熱海駅まで、熱海から下田までは伊豆の踊子号。
さらに駅前でレンタカーで安良里港まで約1時間たらず・・・

安良里で検船を終え、熱海に戻る行程の中、一度行ってみたかった旧天城トンネル(旧天城峠)を走った。

川畑康成の「伊豆の踊子」ではなく松本清張の「天城越」すなわち石川さゆりの「天城越」をイメージしながら大きな轍と落石を避けながら九十九折れを楽しんだ。

そして、熱海へ・・・
このマリーナも数年ぶり・・・

韓国、台湾が旧正月なので、多少ゆっくりとした久々の旅気分を味わうことが出来た。

しかし・・・
6日早朝、台湾(台南市)での地震のニュース。
知人4人に安否のLINEを送ったが内2名は「還好」と大丈夫的な返信。
あとの2名からは今の所返事が帰ってこない・・・

下田から見る伊豆七島。旭光がキレイでしたね〜。
上が安良里港。下が熱海。

2016年1月31日

コロンビア45の輸出とアルページュ下架と。

1月27日水曜日。
彼ら(KOREAN)は、いつものように約束の時間に遅れて大阪の韓国領事館にやってきた。
彼らを含めてのKOREANの70%以上の割合で必ず遅れてくる。

問いただすと、韓国では約束の待ち合わせは1時間から2時間は遅れるのが当たり前とのこと・・・

しかし、彼らは自分以外の人間に対しては、「パリパリ!」(はやくはやく!)と要求してくる。
ワタシに対してもそうだが、韓国領事館の係官に対しても「パリパリ」と要求し、いつも口論のようになっているのがおかしくてならない。


領事館、税関申請を1日で終え、翌28日の午前中に西宮マリーナで上架、船底チェックを終え、午後には釜山に向け出航・・・したが、今治沖でミッショントラブルの連絡、海上保安庁に救助れ、港内でオイルを継ぎ足し事なきを得たらしい。

いつもなら、大さわぎになるところだが、一人が日本語が堪能だったのか保安庁からワタシへの連絡が一度もなかったのが不思議・・・

今頃は、下関から釜山の途中かも?


そして、マリーナで上架中だったアルページュ30を下架して頂き、本日、定期検査申請を送付しました。

COLUMBIA45のキャビン。ただただ広い!
ARPEGE30の絞り込まれたスターン。美しい!

2016年1月29日

長崎・佐世保・・・etc。

またまたまたまた、長崎へ。

今回は、島根からのお客さま。
いつもは宍道湖周辺でセーリングをされているとのこと。

帰りはお客さまのクルマで佐世保駅まで送って頂き、ことのついでに佐世保港を見学・・・

Wikipediaで調べると、初代海王丸は1930年に建造されたとのこと・・・
この海王丸は2代目。

海王丸。佐世保港にて。

2016年1月21日

じわじわと本年がスタート。

長崎、堺、西宮、小樽、東京・・・

今年始めの移動はまずは長崎で、伊丹空港から福岡空港経由で長崎まで。
約3時間の道のり、飛行機1時間、列車約2時間。

長崎は雪こそ積もってはいなかったが、横殴りの吹雪き!

長崎、堺、小樽、東京のすべては韓国からのお客さん。
小樽と東京は輸出業務のみ。

いつものようにKOREA TEAMは事を急ぐので、東京のボートの名義変更や返納届けなどの書類手続きを琵琶湖はJCI大津支部で行いました。
その書類を持って、大阪の韓国領事館で仮船籍を申請・・・
そして輸出申請を小網代(神奈川)の税関で行うというハナレワザを今回も行います。

ボート、ヨットの名義変更は書類さえ揃っていれば、例え東京の艇であっても地方のJCI支部で行えます。

そしてまたまた、本日、韓国から新しいオファーがあり契約書をメールにてやりとりが始まりました。

今年は徐々にスタートです。

福岡上空。一面の雪。
琵琶湖のJCI大津支部からの風景。

2016年1月15日

2015年度、新艇登録数。

昨年末から仲間うちで話題になっていた、2015年度(2014年1月から2015年3月)までの日本国内のプレジャーボート、ヨットの新艇登録数が、ボート(全長3mから全長20m超えまでを含む)1,678隻。ヨット(エンジン付)が52隻でした。

このデータは、JCI(日本小型船舶検査機構)によるもので、輸入艇、国内建造艇を含むJCI登録された実隻数です。

もちろん北海道から沖縄までを含んだ集計で、都道府県別にデータ化されています。

ちなみにクルマの登録台数(軽を含)全国500万台。

そんな現実を見つめながら、今日も韓国、台湾、ベトナム、そして日本国内とも電話とメールで中古艇販売の商談中!

2015年登録隻数。

2016年1月7日

アルページュ30のキールとニューボード周辺。

アルページュ30のカットレスベアリングの交換は非常に手間どっているとのこと・・・

バウ側からもスターン側からも抜けず、フランジの外側から切断してやっとのことで抜けたとのことでした。

今年の仕事初めは、いつものように年末から年始に掛けて、相変わらず海外からの問い合わせばかり、今回はなんとベトナム(ホーチミン市)からヤマハ31Sの輸出の依頼・・・

もちろんシッピングでの輸出になります。(只今輸出費用の見積中)

そしていつもの韓国、台湾からのオファー。

7日は日本人のお客さまの艇の再確認のための立ち会いに同行。

昨年度の販売艇数の50%以上が海外へ。
今年はおそらく60%を超えるかも?



右画像はアルページュのニューボード(カットレスベアリング)部分とキール形状。
この艇はバルブキールではない。


2016年1月1日

新しい年を迎えてのお慶び申し上げます。