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2011年9月30日〜10月1日
大阪・北港と西宮港。

沖縄から戻った翌日、早速S34のコントロールシート(メインシート、トラベラー、ジブトラック、ジブカー、ブームバング、ラットステアリング)のシステムを改良すべく、コスモマリンのT氏も同乗してもらい沖に出た。

いくらクルージングボート(ヨット)といえども、システムがイージーで且つシンプルで軽く、使い易さが大切。

2週間後には完成予定。

9月30日、大阪・北港にて、オートパイロットのキャリブレーションを行った。
これはオートパイロットのコンパス角度を調整するため。
半径50mくらいの円を機走で回れば調整可能。
RayMarine のニューモデル SPX5。
ST2000と比較するとかなりのパワーアップバージョン。

10月1日
神戸マリーナ沖、すなわち西宮港内で、ブルーウォーター21のセーリングを行った。
波こそないが、北の風5m〜10mとかなりの強弱に加えてシフトも大きく、ビギナーでは少々難しいセーリング。

まるで、琵琶湖の南湖の雄琴沖と同じ・・・・・・。

機走からおそるおそるメインを揚げ、おそるおそるジブを揚げる。
ブローがドンと入るが、思ったほどのヒールもなく意外にも走れる?ことに驚いた。

普段30フィートから40フィートクラスに乗っていると、21フィートクラスは、また違った乗り物に感じてしまいます。

そうそう・・・・・
9月末は、大阪湾、瀬戸内海は異常潮位でした。
桟橋に渡るのも、海水の中を靴を脱いで渡りました。

Raymarine
Smart Pilot SPX-5

リンフォース建造
ブルーウォーター21

異常潮位中の北港YH。

2011年9月22日〜25日
ベネトウ オセアニス39の納艇/沖縄・宜野湾マリーナ。

21日午後、いつものSKYMARK B3-800で宜野湾入り。
22日早朝、新オーナーのU氏とダブルハンズで海に出た。

海に出た!と云っても・・・出る前には、何度も何度も離岸と着岸のトレーニングを行った。

それと同時に艇の挙動を確認する。
前進、後進共にすごく素直な動きで、40フィートの大きさでもコントロールが容易で着岸もたやすく行えるが、真横に風を憂けて停止すればバウが先に流れ出す。

宜野湾沖の風は8mから10mほど。
オセアニスはジブファーラーに加えてメインファーラーも装備。
いとも簡単にセーリングに移れた。

白波はあるが波は小さく、初セーリングにはうってつけだが、米軍戦闘機の爆音が海面いっぱいに響くのが気になるところ。

さすが、海の色は蒼い!

2日めは、着岸練習後にセーリング。
機走とジブセールのみの超安全安心な手抜きクルージング。

ヨット経験のないゲストを招いてのクルージングにはこの方法がなにより安全です。

当初、計画していた座間味諸島へのクルージングはとりやめ、4日間にわたってセーリングの基本知識と艇の整備と着岸練習を主に行いました。



宜野湾マリーナ内にて離岸、着岸のトレーニングを行うU氏。
6メートルの横風の着岸にはかなり気を使います。

牧港(宜野湾)沖をセーリング。
バウ先が座間味諸島。肉眼では前島が見えています。


牧港の浮標。
マリーナへの航路は浮標の間を通ればOKです。


2011年9月21日
S34の整備、続行中。

19日のBW21のトレーニングがキャンセルになったため、S34の整備を行いました。

まず、台風が近付いているので、雨漏り対策に没頭!
バウハッチからの雨漏りはハッチのヒンジ部分がダメになっていたので、浜田ヨットさんに修理を依頼、2日間で修復しました。

次にマスト部分は以前のものを全て剥がし、新しくウェットスーツの生地を巻き付け、さらにセールのリペアテープを巻き付け、さらにその上からブームカバーと同色のUVカバーで、完全に水が入らないようにしました。

また、デッキ上にあったフレッシュエアの取り入れ口(名前が解らない?)を取り外し、蓋をしてしまいました。

これは、豪雨時に少しながら雨がオーバーフローしても、キャビン内に雨が入らないし、デッキ作業時にロープが絡まない利点があるので、取り外すことにしました。

最後に、エンジンマウントの部分のサビ止めを塗り忘れていたので、ちょこちょこと塗って、すべての応急処置は終わりました。

が・・・・・昨日の雨中のテストで、新たな雨漏り箇所を発見!

でも、床上浸水には至らなそうなので、作業は次回に持ち越しです。

台風対策は、いつものように、ジブセールをスピンハリヤードでぐるぐる巻きにし、メインはカバーもろともロープで巻き付け、舫いをお隣のボートに取らせてもらっています。


2011年9月18日
N300回航とJoyLuck26のテストラン。

午後1時、大阪北港ヨットハーバーから西宮まで僅か数マイル時間にして1時間ちょっと。

西の風が8mをオーバー。
チョッピーな波が時折スプレイを投げかけてくる。

回航はもちろん機走のみ・・・
途中、ちょっとだけジブセールを出してみようと考えるが、距離も短いことと、なにより面倒くさいので、機走にまかせることに。

エンジンは古いタイプのヤンマーYAシリーズ。
ここ最近はYAエンジンが古いのとパワー不足とのことで人気はないが、8m〜10mの真向かいの風と波でも、なんら問題はなく俊足とはいえないが、コトコトと順調に走る。

その同じ日の午後3時からは、JoyLuck26の初セーリングに出かけた。
ディンギー経験はあるが、クルーザーは初めてのオーナーと、ヨット初体験の友人2名。

まだ、白波が残る中、大きめのメインセールをフルアップ。
130%ジブをフルに生かすと、さすがオーバーパワー。
少しセールを巻き付け100%程度にセットした。

この3名の仲間は30才台前半、現在のヨット界にあっては超がつくほどの若手セーラーたち。
その分、30度近くヒールをしても楽しんでいるし、ちょっとアドバイスをするだけで30分もしないうちに、自分のポジションと役割がきまる、また、ハイクアウトを教えると、かなり楽しんでいる。

さすが若いだけあってか、オーバーヒールするとメインシートをコントロールするし、30度近いヒールの中のタッキング時のジブリリースとインもそつなくこなしてしまっていた。

ワタシもかなり久しぶりに26フィートのスポーツクルーザーを満喫させてもらった。

これまた、かなり楽しいヨットです!
昔を思い出させてくれるヨットでした。

ノーティックN300。
大阪北港ヨットハーバー横にある、大阪名物のゴミ焼却場。
初セーリングを終えての着岸。
バウ担当者はすでに自然とバウに向かうのが不思議?。

初体験ながらの30度のヒールを楽しむ超若手の3名。

2011年9月17日
JOY LUCKを陸送と回航。

ジョイラックを琵琶湖から今津PBCに陸送、いつものようにトラックからクレーンで吊り降ろし、そのクレーンでマストも起て、僅か1時間で回航です。
回航といっても、同じ西宮港内の移動なので、その時間は10分程度。
回航前には、船体、傷害などを含む保険契約を済ませたのは当然のことです。

このJOY LUCK26は高井理氏のデザイン。
俊足クルーザーとして一世風靡した名艇のひとつです。

新規オーナーはクルーザーは初めてですが、以前はディンギーセーラーで、アクアミューズでもセーリングを楽しんでおられたとのこと。

確か・・・・・アクアミューズのデザインも高井氏かも?????

To be continued

今津PBCに降ろされたJOY LUCK26。

2011年9月12日
ELAN 350 Onedesiign Match Race。

9月9日、10〜15ノットの風の中、エラン350によるマッチレースが開催された。
参加ティームは、地元スロベニア、ハンガリー、クロネチアのマリンジャーナリストたち。

勝者はハンガリーティーム。

東南アジアを含む諸外国では、相変わらずいろんなカタチでセーリングを楽しんでいる。

少し前の日本もマッチレースが盛んな時もあったが、最近ではごく一部の限られたセーラーのみになってしまった。

マッチレースには、過去、一度だけ出場したことがあるが、多数が参加する普通のレースとは違い、これがなかなか面白かった記憶がある。

当然、いとも簡単にボロボロに負けてしまいましたが・・・・・。

画像クリックで詳細が像。

2011年9月11日
マリーナ36が読売新聞に登場!。

先月、マリーナ36の回航前の様子をお伝えしたが、そのマリーナ36の回航途中のシーンが、読売新聞の日曜版の表紙に大きく掲載されていた。

そのタイトルは「死を思わせながら輝く海」
サブコピーは「三浦半島沖に淡い光が差し、ヨットが波を滑る(神奈川県三浦市で)」

川口敏彦氏が撮影とあった。

みごとにドラマティックで幻想的でもある。

読売新聞・日曜版に掲載されたマリーナ36。
三浦半島沖を航行中。
2011年9月11日
S34とブルーウォーター21。

朝一番に、なんと往年の名艇「ブルーウォーター21」のシートライを行いました。
近年、大型化しているセーリングクルーザー界にあっては、久しぶりに21フィートに乗ることになります。

かえって緊張感を覚えてしまいます〜
その上、エンジン(補機)も6馬力の船外機・・・
エンジンを掛けるにも戸惑いがあります〜。

まずは、神戸マリーナの桟橋の目の前を機走、そしてジブ、メインを揚げてのセーリング。
着岸は桟橋手前からラダーリングで・・・
この続きは19日(祝)に再度トライします。

同じ日の午後3時に「S34」のテストラン・・・
広島から回航後、整備ばかりで一度だけしかセーリングをしていなかったのと
逆ベンドしていたマストをチューニングし直したのと、ケブラーセールがどんな帆走するのかの、いわゆる試走。

風は8m〜10m。

マストチューニングとケブラーセールの影響なのか、ウェザーヘルムが無くなっていた。

ここから更に、シート類のリードの改良、ステアリングの改造などなど、やりたい事がたくさんあります。

エンジンまわりの錆は完全に除去、新しくサビ止めを施し、エンジン下部も再塗装完了。

S34のテストセーリング中。
海域はいつもの西宮一文字沖。

2011年9月8日
台風12号・・・・・・・。

S34は台風12号の接近のため、上架から大阪湾で最も安全とされる西宮マリーナの桟橋海上係留に移動。

今回の台風は風対策は万全でしたが、長く続いた大雨のためか、デッキの排水溝がオーバーフロー?
そのリークした雨が床上まで達してしまいました。

幸いにして、マリーナのスタッフさんが見回りの際に発見してくれ大事に至りませんでした・・・・・

台風が過ぎ去った7日水曜日の晴れ間に、すべてのハッチを全開し、クッションをデッキ上に並べ日なたぼっこ・・・
1日でキャビン内部、クッション共に蘇りましたが、雨漏りの原因をさぐるために、壁面、床面の考えられる部分をすべて剥がすハメに・・・・・

ついでにビルジ溜りやエンジンルームも徹底的にクリーニング中。

とにかく、とにかく床面を剥がすとあらゆる配線や配管が通っています。
その分、いろんな事が理解できるようになります。
理解はできるんですが、トラブル時には修復は困難です。
もちろん手に負えない箇所はプロフェッショナルに依頼します。

今回、周りのメンテナンスの方たちにアドバイスを貰いながらの作業ですが、やはりプロは違います。
いろんなノウハウを持っておられるのには改めて感動させてもらっています。

「自艇のことは自分でやれ」と昔から云われてきていますが、例え出来たとしても、やはりそこは素人の作業で、結局その場しのぎで、かなり完成度の低い補修作業になってしまい、結局大きなトラブルに繋がる可能性が大です。
更に、艇の価値を下げてしまう結果になっているように思いますね〜

そのため、このS34は、ちょっと贅沢(普通のことですが)にパーツはハーケンジャパン、コスモマリン、実際の作業は西宮マリーナさんと浜田ヨットさんに依頼しています。

9月いっぱいくらいでリメイク完成!

台風12号通過後。
デッキ上は物干場になっています。

2011年8月31日
S34の上架といろいろ・・・Part2。

上架後、船底をレース艇のようにツルツルに磨いてもらった上、ローラーで船底塗装を二度塗りしてもらいました。
そのローラー塗りもまるで吹き付けしたように滑らかでツルツルになり、ペーパー掛けなどする必要は全くなくなりました。

シャフトとペラはもちろんペラクリンにて塗装。
このペラクリンの塗装は結構重要で、ただ塗れば良いのではなく、スクリューのバイブレーションがおこらないように塗布するのが大切なのです。

船底が完了したので、ハルを船底に負けないように、西宮マリーナの秘密のテクニックでピッカピッカに磨きあげてもらいました。

もうピッカピッカです!。
作業しているKさんとMさんの顔が鏡のように写っています!。

が、しかし完成したところで台風12号が関西地方に向かって来ています。

31日に下架し、ジブファーラー、メイン共に風、雨対策を万全にしました。

ピッカピッカに仕上がっていくハル。
上が右舷、下が左舷側。

2011年8月27日
S34の上架といろいろ・・・。

広島から西宮に回航を終えたS34をようやく上架しました。
まず、船底塗装を剥離(サンディング)し、ツルツルに磨いてもらいました。
かなりキレイだったので、高圧洗浄機で洗浄し、その上から塗装をするつもりでしたが、ここ「西宮マリーナ」ではそんな手抜きを許してもらえず、本格的に下地をつくって頂きました。

西宮マリーナのスタッフのK氏さんとMさんは全身を真っ白(灰色)になりながら2日間に渡って磨き上げてくれたのです。
まるでレースボートのような手触りで、船底塗装をするのがもったいないほどに滑らかになりました。

ここまでに仕上がると塗装後は800番のペーパーで仕上げるしかありません。


その間にワタシが出来ることは、キャビン内部のサビと汚れを落とすことくらい・・・

まず手掛けたのは、トイレ(ヘッドルーム)のメッキ部分のサビ落とし。
しかし、メッキ製のペーパーホルダーとソープホルダーは磨くだけでは解決せず、徹底的にメッキ部分をペーパー掛けし、真っ白に再塗装。
磨くだけで2日間・・・塗装に2日間・・・

取付後は、ヘッドルームの天井、壁、床、ドアを磨き、仕上げにアルコール入りのウェットティッシュで仕上げました。
これが意外にキレイになります〜。

次ぎの目標は、旧船名ハガシと、ギャレーまわりのサビ落としです。

そんな合間にコスモマリンで見つけたフローティングキーホルダーに新船名を入れてみました・・・。

それと、トラブルのあった航海灯は新品に交換してもらいました!

To be continued


ツルツルに仕上がっていく船底。
航海灯は新品に交換。
ペーパーホルダーはメッキからホワイトに・・・。

キーホルダーに船名を入れました。

2011年8月15日
海水温の上昇。

昨年あたりから、どうやら海水温が異常に上昇している模様?
船底塗装を完了し、1ケ月も動かさずに艇を海上係留していると、貝(フジツボ)の子供らしきモノが船底、スクリューに付着してしまいます。

広島、兵庫、東京でも実感させられました。

これからは、船底塗装の周期を1年ではなく半年に一度くらいの割合で行わなければならなくなりそうです。

昨年5月以来、15ヶ月ぶりに上架し、船底塗装を実施。
この後、東京湾は30ノットの南風、ディズニーランド沖から千葉沖にむけアビームでの迫力ある走りを堪能。


2011年8月7日
シドニー。

現在冬のシドニーに滞在中です。
冬といっても、朝晩が7度くらい、昼間は18度くらいですので、日本の11月初旬の天候です。

写真はサーキュラー・キーからダウニング・ハーバーに向かう途中。
シドニーロックを左にみて橋をわたるところです。

観光客も少ないシーズンオフですが、シドニー湾はセイリングのヨット、係留されたヨットが景色のいたる所に目に入ります。

by K


2011年8月6日
西宮港/マリーナ36ケッチ。

約35年程前、富士ヨット製作所で建造された「Marina36Ketch」が、蘇りました。
蘇るというより、これからの作業がまだまだ残されていますが・・・

ハルをBlack pearlに塗装。Hondex PS-70GPII GPS、レーダーなどの装備を加えたマリーナ36は、リメイク後はじめてのセーリングに出かけた。

ケッチタイプの艇に出会うのはバガボンドとマリーナで今年2回め。
実際、本格的にセーリングするのはこのマリーナ36が初めてになる。

と、いうのは、以前のバガボンドの時は微風と短時間のため、ケッチの魅力を体感するまでに至らなかったから。

今回は、時間があるため13時から5m〜8mの南西の風と事前に風予報を確認。
新オーナーS氏のために午前中は、着岸練習と機走のトレーニング。
午後から再度西宮港に出航した。

予報どおり、南西の風が吹きはじめていた。
まずはメインセールとレギュラージブをアップ。ミズンセールは後の楽しみにとっておいた。

ヘルムは離岸時から新オーナーにまかせ、クローズドホールドにセールをトリムした。
が、しかし・・・適度にヒールはするが、とにかく遅い?遅すぎる?スピードが出ない?その上、リーウェイがひどい?
と、こころの中で叫びながら・・・
他のロングキール(フルキール)艇とは全く異なるフィーリングに戸惑ってしまう???

少し舵を代わってもらいフィーリングを確認するが、タックを返しても舵が軽すぎスカスカする感じ・・・???

年代もののメインセールをシャキっとアップしなおし、その辺りにあったあまりのロープをカニンガム代わりにし、ドラフト位置を出来る限り前方法に移動させ、ジブセールにパワーを持たせ、リーチをかなり多めに開き、クローズドホールドからクローズドリーチングに角度を変えた。

すると、艇は2〜3ノットだったスピードが5ノットを超えてくれ、ヘルムのフィーリングも格段に良くなった。
どうやら、この手のロングクルーズ艇でクローズドホールドを帆走するには適していなく、クローズドリーチングからが性能を発揮するもんだと改めて感じることができた。
その分、タッキングアングルは90°以上が必要。

南西の風は6〜7m。
3度のタックで一文字防波堤の西灯台を通過した。

スターボードタックのまま5マイルを走り、次にアビーム、またクォーターリー、デッドラン、ジャイブも新オーナーに経験してもらった。

大阪湾の波は、この日最大でも0.5m(本船の曵波時で1m弱)、ロングキール艇にしては少々物足りない波だったが、程良い風でマリーナ36は徐々に本領を発揮しはじめていた。

帰路につく堺市沖から西宮に向けての最後のレグにミズンセールをアップした。

最初、ミズンセールってメインの補助みたいなものと思っていたのですが、それは全くの誤解も甚だしく、ミズンセール効果は絶大で、艇の挙動は良くなるし、舵のフィーリング、レスポンスも一段と増すのには驚かされた。

一旦、神戸マリーナに戻り、日没には夜間航行の体験のためにこの日3度めの出航。

お陰さまで、大阪と神戸の花火を見学することができました。

ミズンセールアップ。この効果は絶大です。

Hondex PS-70GPII
眩しい太陽下でも輝度はバツグン!
やはり新しいGPSはイイもんです。

着岸練習のマリーナ36。

2011年7月28〜30日
沖縄・宜野湾マリーナ/Beneteau Oceanis 39。

広島から西宮までの回航を終えて、即、沖縄に向かった。
オセアニスの契約、そして名義変更とテストセーリングのため。

オセアニス39は、納艇前の船底塗装、ハル塗装、アクリル窓の交換。
さらに計器類の新調、チークデッキの補修を行った(まだ作業途中)。
が、しかし、台風などの影響なのか工期が延びてしまい、結局セーリングは出来ずじまい・・・。
しかたなく沖縄時間に従うことに・・・

その分、いつもと違って時間が余り、かなりゆったりとした時間が持てた。

そのオセアニス39が上架されたエリアには、昨年納艇したMOCHI44も上架され、船底塗装が行われていた。
そこでメンテナンスを依頼しているCさんとしばし雑談。

ランチにも時間を掛け、夜は夜で、新オーナーのU氏、元オーナーのM氏と沖縄の夜を満喫させて頂く。

で・・・セーリングはU氏の都合で9月末になり、「それならいっそのこと、座間味あたりにクルージングでも?」と・・・。

台風が来ないことを祈って!


追伸
沖縄本島を直撃した台風9号は、宜野湾マリーナの海上係留された艇の一部にダメージはあったが、陸上保管中のベネトウ・オセアニスは、まるでガリバ−旅行記のように張り巡らされたロープのお陰で無事、台風9号を乗り切ることができました。
これすべてM氏のお陰です・・・

To be continued




船底塗装が完成。
ハル塗装中。
宜野湾マリーナの全景。
台風9号通過中。

2011年7月25日〜26日
瀬戸内海・広島〜西宮クルージング Part2。

宮窪から瀬戸大橋までの6時間(機帆走で6ノット程度)は海図上ではストレート。
島々をくねくね廻る必要がなくなったので、ここでランチタイム。
ランチと云っても、出航前に買い揃えた弁当ですが・・・

波も風もなく穏やかな海だが、それにしても、まぁ、とにかく瀬戸内海の島の多いのと、自衛隊艦、貨物船、客船、漁船などなどこれでもかと云った、あらゆる種類のフネが行き来している。
右から左から前から後から、360°の方向でミートするので一瞬たりとも気を抜くことが出来ない。
そのため、Watch は二人でやることが必要。

360°水平線とウネリだけで何も見えない退屈すぎる大平洋と比べると、どっちが楽しいかは個人差によるが、ワタシは波がない瀬戸内海をチョイスする。

今回の回航は気の知れた3名での乗船。昔話に花が咲く・・・
出航から10時間、昔話もつきはじめた頃、太陽は美しく海に沈み、瀬戸大橋らしき灯の帯が見えはじめる。

と、そこでトラブル発生!
マストトップの航海灯は点灯するが、両色灯、船尾灯が点灯しない!
バウパルピットにしがみつき、修復を試みるが復活せず。
これも出航前に購入したLEDの懐中電灯で代用し、不足部分はセールを照らし、行き交う本船にアピールし続けた。
(出航、数日前には確認したのですが・・・・)

そんな中、すっかり暗くなり、島々の灯とフネの灯が重なりあい360°が光の帯で結ばれてしまいコンパスとGPSを見落とすと方向が全くつかめなくなるほど・・・・・・
そのため、10分に一度はGPSで航路をチェックし3名でWatchした。

ちなみに・・・GPSと云っても今回使用したのは、i Phone4 (最新バージョン)にNAVIONICSをダウンロードし、艇に装備された古いタイプのGPSは一切使用せず。(NAVIONICSは通信のための電波が圏外になっても使用可能。)

とにかくi Phone は便利です!コンパスも付いています。
インターネットを使えば潮流、天気予報、風予報、などなどあらゆる情報を入手できます。

いまさらですが・・・
どうやら・・・改めて、海図とGPSを確認すると、我々の航路は四国近くを航行してようで(当然なのですが)進路を少し修正し、坂出の製油所の眩しすぎる炎を目標に航行した。

予定どおり、24時ちょうどに瀬戸大橋を通過。

小豆島南、風ノ子島を回航する頃には空が黒から青に変わりはじめた。
ここからは本船も島も少なく、ジャストのタイミングで10ノットの風が吹きはじめ、ジブセールを展開した。

クローズドリーチングからアビームまでの風で明石海峡にバウを向けた。

正午には明石海峡を通過、太陽がギラギラと降り注ぐ・・・
「暑い〜」

ここから西宮マリーナまでは庭のようなもんで、GPSに頼らず視認だけで充分、最後のランチはレトルトカレーを食した。

全員、真っ黒〜

瀬戸大橋を通過中。
明るい光は坂出の製油所。
小豆島南東の風ノ子島。
夜明け前。
明石海峡大橋。
音戸瀬戸、宮窪などど比較すれば、かなり広い。
画像上は音戸瀬戸。
下は潮流表。
画面を切り替えての使用。

2011年7月25日〜26日
瀬戸内海・広島〜西宮クルージング。

広島・五日市から西宮マリーナまでのおおよそ175マイル。
時間にして約30時間弱のクルージング。

広島を出て、約3時間ほどで音戸の瀬戸。
さらに3時間ほどで来島海峡の北(大島と伯方島の間)宮窪。

どちらも潮の流れが激しいため、時間調整をしての午前11時の出航とした。

大阪湾から岡山近郊まではちょくちょく回航に出向くが、広島〜西宮間は実に15年ぶり・・・。

音戸の瀬戸は極端に狭く、本船どおしの行き来時には、一方通行となり、34フィートのヨットでさえ、本船とすれ違う時はちょっと緊張感を自然と持ってしまう。

しかし、島々の間を抜けての航行には全く飽きることはない。
何度も写メを取り続けてしまうほど。

運よく出航前に雨も止み、風もない、波もない、どんよりとした曇り空の航行。ヤンマー3GMは快調なディーゼルノートを響かせている。

音戸の瀬戸を通過し、メインセールをアップした。
HARKEN Battcar System は34フィートのメインセールをいともカンタンに息切れすることもなくアップさせてくれた。

宮窪までは、下蒲刈島、上蒲刈島、豊島、大崎下島の南をのどかに航行。

ここを抜ければ瀬戸大橋を目指すのみ。
瀬戸大橋通過予定時刻は24時。

To be continued

瀬戸内、名所のひとつ、音戸の瀬戸。
西瀬戸自動車道をくぐる。
大島・宮窪と鵜島間にある能島。

2011年7月20日
マリーナ36。

台風6号の影響で、下架の時期を遅らせた「マリーナ36」は、船底塗装、ハル塗装とガンネル部分のニス仕上げを終えて、一昨日、仮の保管場所の神戸マリーナの桟橋に係留しました。

お盆にはホームポートの千葉県に回航予定です。


2011年7月10日
ヤマハ31S完成。

今年、3月から各地を探し廻り、4月になってようやく見つけだしたYAMAHA31SLTD。
それを5月中旬に琵琶湖に運び込み、船底塗装の剥離、ハルのバフ掛けにはじまり、クルージング仕様だった艇をレース仕様にアップロードした。

その間、約2ケ月。
要した費用は艇体価格とほぼ同額と、オーナーのN氏・・・。

セールもメイン、No1、No2、No3、スピンネーカーも新調。
メーカーはLIDGARD。

クロスはBLACK KEVLER。
かなり気合いの入った威圧感あるレーシングセールです。
ここ最近、国内のレースシーンで優勝するなど活躍しているセールなのです。

10日、セールの納品にはLIDGARDの大澤さんもフィッティングとチューニングに来てくれ、真夏化した琵琶湖で3時間ほどのセーリングにワタシも同乗させてもらった。

追伸
18日のデビューレースは、琵琶湖特有のカームに捕まり、残念な結果に・・・次回に持ち越しとなりました〜

To be continued

ヤマハ31S LTDとLIDGARDセール。


2011年7月6日
マリーナ36、リメイク中。

先月からリメイクに取りかかった「マリーナ36」
先日、船底塗装、ハルのカラーをホワイトからブラックパールに再塗装し、すっかりイメージが変わりました。

その梅雨の晴れ間を見つけての塗装の間にレーダーなどの装備品の取付け、不要物の撤去などを行い、来週には沿海(20海里)の検査を受ける予定です。


またまた、熊本から琵琶湖に運ばれた「YAMAHA31S」も、リメイクが終わり今週末にはセールも届き、日曜日にはシェイクダウン。

デビューレースは18日の島廻りレースを予定が予定されています。

トランサムに船名が入りました。

2011年7月4日
超珍しいヨットに搭載された超珍しいエンジン。

今朝、友人からのメール。
「このフネ売れるかな」?

オランダで建造された30フィートのスチール船。しかも1966年と云うから・・・45年前?????

大平洋を縦断して瀬戸内にやって来た(らしい)。

そのスチール製ヨットに搭載されているのが、ウレシくなるほどの超珍しいエンジンが搭載されている。

もちろん「YANMAR」でも「KUBOTA」でも「VOLVO」でも「Perkins」でもなくなんと「SAAB」製の単気筒8馬力エンジン!

友人曰く「博物館から借りてきたヨット」と云っているが、まさに博物館に展示しても全くオカシクないヨットです。

なんでも・・・このヨットのオーナーさんは、この艇を日本で売りたいようですが・・・・・

日本国内で販売するには、まずは通関、船舶検査、検査と云っても、あの「ライフジャケットは揃っていますか?」の検査ではなく、この物体がヨットとして安全に日本の海を航海できるかの検査です。

個人的な意見ですが、JCIの検査に合格するには、かなりの確率で0に近いように思えます。

「まぁ、売れないでしょ・・・・・」と応えておきましたが・・・・。

でもでも、エンジンのみならコレクションにしたいですね〜

詳細は不明ですが、建造はオランダ。
エンジンはスウェーデン製のSAAB。