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2015年12月22日

アルページュ30、上架中。

上架したアルページュ30の船底洗浄、船底塗装を行った(行ってもらった)。
場所は鳴尾マリーナ。

上架作業で残すところは、ペラの装着とカットレスベアリング。
ハルのバフ掛けも同時に行いたいところだが、また次回に・・・

船底塗装完了。

2015年12月19日

アルページュ30、上架中。

アルページュ30を上架した(して頂いた)。
約2年もの間、半放置状態だったので、ボトムにはフジツボがビッシリ・・・

船底作業の間にカットラスベアリングの交換のためシャフトを抜くワケですが、この艇にはスケグがあるためスターン側にはヌケずエンジンを少し上部に吊り上げ、バウ側に抜く(抜いてもらうことに)・・・

作業のすべては「神の手」にゆだね、36年前のヴィンテージ艇を徐々に蘇らせていきます。


また、同時に2016年モデルの新艇プロジェクトがスタートしました。
その年の差36年・・・






DUFOUR ARPEGE30
上架中。
某、新艇2016年モデル。

2015年12月14日

ようやく2GMエンジン換装。

デュフォーアルページュ30。

1968年に初めて進水し、後にIOR時代のハーフトナーカップワールドでの優勝など輝かしい経歴を持っている。

このARPEGE30 は昭和54年1979年に東レマリーンが輸入、三重県志摩にてフィッティングされているが、何号艇なのかは不明。

建造当時から搭載されていたVOLVO社MD6A(10hp)。

一昨年、バッテリーを新しくしエンジンをスタートさせるものの、神の手にゆだねても全く吹き上がろうとはせず、このMD6を諦めることにした。
原因はおそらくガバーナーと思われるが、パーツもなく、例え修理に成功したとしてもまた他がヤラれるとの見解で、やはりYANMARの2GMを探すことにした。

探しはじめて約半年、OHされた2GMを琵琶湖で見つけることが出来た。

さらに半年、神の手の作業を待ち遂に先日2GMを搭載して頂いた。

そんな中、チャートテーブルの中からコピーだが進水当時の取扱い説明書を見つけだした。

ようやく換装した2GM18hp
進水当時の取扱い説明書がチャートテーブルに保管されていた。


2015年12月6日

新艇のプレゼンテーション

とあることから、突然、知人から新艇建造の話が舞い込んで来た。

新建造希望のオーナーの要望をヒアリングし、4艇のヨーロッパメイドの艇をプレゼンテーションさせて頂いた。

その資料の数、1艇あたり10ページ以上になる。

その上、各艇の表現手法が少しづつ異なり、ややこしいこと然り・・・
1艇あたり、1日かけてそれを解読した。

標準装備に加え、オプショナルパーツを装備し、造船所から日本の港(マリーナ)までの輸送費を加えると4艇とも、4,000万円前後の総合計になる。

艇はもちろんセーリングクルーザー。

全長は決定していたので、艇をチョイスするにあたって、まずはビーム巾とコックピット。とくにトランサム形状を重視した。

近年、艇の乗り降りはトランサムからが多くなって来ている。

2015年11月27日

長崎・伊勢志摩・長崎

韓国から個人のお客さんが、あてもなく西宮に来たので、しかたなく2艇を見学に連れてまわり、そのついでに、長崎にも案内する羽目に・・・
こっちは覚えてないけど、5年ほど前に出会っているとのこと???

彼は、ワタシの云うことも聞かず、その日の夜の夜行バスで前乗りした。
ワタシは翌日、大阪空港からいつものNHに乗り長崎空港へ・・・。
マリーナで待ち合わせた。

しかも大雨・・・
そんな大雨の中、少し濡れながらも二人で佐世保バーガーを食した。

しかし、彼が帰国してからの返事は「買わない・・・」

ここ最近、韓国からの来客はわざわざ日本に来て、フネを見ても買わない方が増えて来ている。
以前は、100%近く購入決定していたのに???

そして3日後、また別の韓国からのお客さんが381Clipperを見たいとの連絡・・・
そして1週間で二度めのハウステンボス行きとなった。

そしてそして・・・こちらも買わない・・・

さらにさらに、もう一件、またまた別の韓国からのオファーがあり・・・
また、長崎!?!?!?

BENETEAU は韓国で大人気艇です〜40フィートクラスになると奪い合いです〜

そんな中・・・一昨日は東京からと本日は山口からと韓国に各1艇が出航しました。

画像上から
佐世保バーガー
ハウステンボス駅から見る大村湾。
博多・ハウステンボスの間にある「みかわち」駅、陶器で有名。

2015年11月21日

船舶検査

久しぶりに、船舶検査に立会った。
搭載安全備品を理解しているつもりが、いつも何かが抜けおちる。

エンジンの正常稼動確認、ライフジャケット、救命浮輪、黒球、レーダーリフレクター、消火器、信号紅炎などなど、そして航海灯・・・

今回もまたまた、マストトップのランニングライトが点灯しない!!!
これが一番やっかい!

三度マストに昇り降りしてもらい、本体そのものに電気が来ていないと原因究明に成功!
単なる接触不良か球キレと安易に考えていたのが大間違い・・・

検査一時間前にそのパーツを探しまわることに・・・
しかし近辺のショップに在庫なし。

結局、検査完了は後日持ち越し・・・(。_<)

そんな中、発見したのが約40年前のコンパス!
初めて目にする代物でした。
我がi padに仕込まれた電子コンパスと比べると指示方角は違いなし。

それともうひとつは、最新のレーダーリフレクター!
NAVY STAR と云う商品。少々お高めですが、その性能が段違いとスマートさが良いですね〜

約40年前のコンパスと最新の電子コンパス。
ブランニューのレーダーリフレクター。

2015年11月17日

CARIBBIAN26 高雄港

カリビアン26、こちらの艇はシッピングだったので、トラブルの心配はなし。
あとは通関のみ。

台湾への輸出は一年に一度程度でしたが、今年に入ってから、ちょくちょく問い合わせが入るようになりました。

画像のヨットは昨年、一昨年にCHRISが3週間掛け、自走して持ち帰ったYAMAHA30S2とYAMAHA31S。
セーリングの海域は高雄沖。

ライトクルーザーに人気が集まり、レースも盛んでMUMM36なんかも参加しているそうです。
台湾・台南高雄沖を帆走するYAMAHAの2艇。

2015年11月15日

FUJI40、0時02分に 台湾・台南安平港に到着

15日、0時02分、FUJI40(FAMILY ONE)は長過ぎた航海に遂に終止符を打つ事ができた。

彼ら4名のうち2名が先月19日に先発で三浦市入りし、税関手続き、保安庁、国土交通省の届けを済ませ、同月23日にシーボニアを出航して、ちょうど4週間で、台湾南部の安平に辿り着いたとの連絡。

三浦半島から紀伊半島南部の串本港、四国南から宮崎県油津港、沖縄宜野湾マリーナを経ての航海。

約1400マイル・・・。

途中のトラブルがなければ、何の問題もない楽しいハズの回航だったが、エンジントラブル、セイル破損、スロットルレバーのトラブル、発電機トラブルを抱え、各港での応急処置に加え、言葉の問題、慣れない税関、海上保安庁、国土交通省の申請と相当疲れたに違いない。

航海中、ワタシとLINEで交信を続けた、東東さんとLINさんの苦労が伺える。

途中、LINさんが私的な文章の中「I'M HOMESHICKNESS.」と伝えて来たのが印象的。

さぁ、ワタシは何とかして発電機の基盤を見つけださないと・・・



台湾最南端、OLUAN PIと安平に到着したFAMILY ONE。

2015年11月11日

FUJI40、0700宜野湾マリーナ出航。

0700、ようやく台湾仕向けのFUJI40「FAMILY ONE」が出航した。
とは、言うものの、発電機は故障のまま・・・

昨日、宜野湾の有名人「PATさん」に面倒みてもらった発電機の故障の原因は、基盤にあるとのこと。
「コンナノナオセナイヨー★☆※△○◇※・・・・」と流暢な日本語で応えてくれた。

FAMILY ONEのクルーに、パーツが無い事を伝え、出航を促した。

彼らは、石垣島の最終寄港地を変更し、沖縄でイミグレーションを済ませダイレクトに安平(台湾)に向った。


そんな修理中、ワタシは別件の高雄(台湾)仕向け準備のため神戸港埠頭へ。
こちらは、CARIBBIAN26をコンテナ船で輸送するため。

オープンコンテナに載せられたCARIBBIAN26は慎重にラッピングされていた。
こちらは13日に神戸港を出航、17日に高雄港着。

どちらが先に台湾に到着するかな・・・・?

左画像は神戸埠頭でのスッピング作業中のCARIBBIAN。

右画像上からGENERATORの燃料系統をチェックするPATさん。
下画像は宜野湾マリーナを出航したFAMILY ONE。

2015年11月9日

FUJI40、宜野湾マリーナ滞在中。

宜野湾マリーナ滞在4日め・・・

スロットルレバーは、地元の業者さんで応急処置してもらい、何とか動かせる状態に・・・

セールは、1枚は修復不可能、インナージブは補修。
発電機のフィルターはもうまもなく取り替え出来、今週11日(水)には再度出航可能になりました。

ところで、海外輸出の際に日本を出航する時に、外国船籍か仮船籍を取得して出航するのですが、日本(世界)の港には(注)のように開港と不開港に指定された港があります。

もちろん、日本船籍の船には適応されません。

(注)
外国貿易船は政令で定める港、すなわち開港に入港して貨物の積卸しを行うのが原則ですが、合理的な事由がある場合には、法律で規定する許可等を取得した上で、不開港への入港ならびに貨物の積卸しが可能となります。具体的には、不開港出入許可申請が必要となります。(関税法第20条および同施行令第18条)

不開港場寄港特許通知書

2015年11月5日

FUJI40、5日1520宜野湾マリーナ着岸。

フラフラになりながら(多分)油津から宜野湾マリーナまで、おおよそ370マイルを乗切った。

フラフラと言うのは、もちろんスロットルレバーの破損のためザッ索でのアクセルコントロールをその間やり続けたため。

その上、ジブセイルも破損させている。
航行には大変苦労をしたに違いない。

しかし、宜野湾マリーナにTOUCH LANDしたのは良いが、ここはOPEN PORTでないために、国土交通省への特許申請、税関への申請、海上保安庁への申告・・・
(すべては事前に申請はしておいたが・・・)
やはり彼ら自身で申請に出向く必要がある。

しかも、マリーナからは結構な距離。

一応、LINEで所在地を知らせておいたが辿り着けるんでしょうか?

さらにさらに、ゼネレーターの修理(燃料フィルターの交換のみで終われば良いが)

パーツの手配からセイルの修理等々は全てアイランドボートさんに依頼した。

スロットルレバー、これは西宮のコスモマリンさんで探してもらってはいるが、LEWMAR製なので日本中を探してもおそらく無いし、取り寄せるだけでも1ケ月は掛かるでしょうとのこと・・・

彼ら(TAIWANNEASE)たちは、日本ならすべてのパーツが各港港にあるものだと勘違いしてくれるのが結構面倒で、いくら説明しても納得が行かないようだ。

そんな大騒ぎの中、私はこのヨットとは別の台湾仕向けのボートのシッピングの手配に走り回っています。




画像、上から沖縄本島西備瀬崎と伊江島の間を通過中のFAMILY ONE。
宜野湾マリーナ(牧港)にファイナルアプローチ。
宜野湾マリーナ(コンベンションセンター側)に何とか着岸。

着岸と同時に「Engine No Back!」のLINEが入った・・・そんなん当然やんとは答えなかったが・・・



2015年11月3日

FUJI40、油津出航と再度のトラブル発生。

11月3日朝、ようやく油津港を出航したFAMILY ONEから再びトラブル発生の連絡が入った。

3日0913、出航してまもなくなのに・・・

今度は、スロットルレバーが破損し、スロットルケーブルが切れたとのこと・・・

「油門桿断了」
LINE翻訳で調べると「アクセルの竿は切れました」

その後のLINEで分かったのですが、メインシートによって切れたとのこと・・・
おそらくジャイブ時にスロットルレバーにメインシートを引っ掛けた模様・・・

切れたワイヤーはザッ索で応急処置、このまま沖縄に向うとのこと・・・
2024の位置は屋久島北西。

最悪時は奄美大島に入港か?

PS
ここ最近、FUJI40のトラブル対応と前出のTREKKER38の魚網問題で悩まされております・・・

2015年11月2日

FUJI40の合間に・・・。

幸いにして日曜は税関が休みとFUJI40のパーツを待つ間に、徳島はケンチョピアへ。
TREKKERを見るため・・・

今朝にはサイトにアップしました。

2トイレットルームが良いです。オーナーズルームには新品の冷蔵庫があり、キャビン内部もキレイでした。

PS
油津で4日も居続けたFUJI40は、エンジン燃料ポンプ、セルモーターの修理を終え、3日朝0700に出航することになりました。

次の寄港は、那覇港ではなく「宜野湾マリーナ」
税関申請、国土交通省(不開港特許申請)と彼らは宜野湾マリーナに入港してからが大変です。
こっちも、税関、国土交通省、海上保安庁などの電話対応に追われます・・・。

ケンチョピアの風景

2015年11月1日

FUJI40、宮崎油津にて Part2。

エンジントラブルの原因、燃料ポンプは昨日入手でき、取り付けてもらったが、セルが回らない???
原因を調べてもらうと、セルモーターがイカれてしまっていることが判明!

地元、金丸ディーゼルさんの手配で早速にOH・・・

「マグネット アマチュア共にオーバーランでの焼き付いていました。エンジンが掛からない状態で連続してスタートスイッチを回したことが原因と考えられます!」
と、LINEで画像と共に送られてきた。

修理完了予定は月曜日の夜・・・

発電機のトラブルは沖縄で修理することに。
早速にパーツを手配。

そんな中、CHRISからのLINE。
「They might ask me to drive. I think ・・・・」

台湾と言えばCHRIS が登場してくるのですが、更に大きなトラブルが発生する可能性大!

セルモーター、壊れるの図。

2015年10月30日

FUJI40、宮崎油津にて。

FUJI40は大騒ぎの中、巡視艇から降ろされたテンダーボートにて曳航され油津港に着岸した。

エンジン不調の原因は燃料ポンプでアッセンブリー交換になり、即パーツをオーダーしてもらい、パーツ着は2〜3日必要とのこと。

再出航は31日か11月1日になるかも?

地元のHMCさん金丸ディーゼルさんには謝謝。

PS
こんな慌ただしい中、全く別件でパワーボートの輸出が舞い込んで来た。
これまた偶然にも台湾への輸出・・・
今度はシッピングです。

油津岸壁に舫われたFUJI40(FAMILY ONE)

2015年10月28日・29日

FUJI40油津入港。

10月28日0805に10管(海上保安庁)からの第一報が入った。

内容は「FAMILY ONE(船名) が遭難している模様・・・」

続いて0832、日向海上保安庁から「エンジントラブルの模様、救助に向う」との連絡。
海上保安庁は、曳航してくれると言うが、彼らは油津港に向けてセーリングのみで自力で向うとのこと???

巡視艇は入港するまでの間ずっと24時間以上FUJI40と伴走し続けてくれた。
夜になっても巡視艇からの定時報告がワタシの携帯に入ってくる・・・

さらに、油津税関、油津港湾、エンジン修理業者さんなどなどの入港の手配・・・

そして、1234、港へのアプローチを試みたが、風が無くなったので、レスキューボートを手配してくれとの連絡・・・(>_<)

あれほど曳航を拒み続けたのに・・・

1412巡視艇に曳航されて無事着岸成功!
もちろん岸壁には、港湾局の方、エンジンメカニックの方、HMCの方々に受け入れて頂いた。謝謝


串本から油津まで

2015年10月27日

FUJI40四国南を航行中。

小網代の輸出申請を終え、ことのついでに新木場のJCIIで別件の名義変更を済ませ、品川駅構内でLeeと彼の友人の3人で8年ぶりでお茶を楽しんだ。

24日、クルマで四国の某所に向かった。
大型セーリングクルーザー(艇種はヒミツ)を拝見するため。
大阪市内から200kmに少し切れる距離。

この日は往復で9時間以上のドライブとなったが、高速道路上にはアルピーヌルノー、MG(車種不明)、そして全くメーカーも解らない2シーター。そして356の2台が列を成していた。
ワタシの人生の岐路、多分右手に行っていればこの列の中に、フルチューンのダウントンで同じように走っていたに違いない?

25日またまた新幹線と伊豆の踊子号で下田港へAVANCE36の見学と撮影に・・・。

下田港の岸壁からロープをたぐり寄せ、AVANCEに乗り移った。
キャットウォークを通り、コックピットへ、そしてコンパニオンウェイからキャビンへ。

中に踏みいると、そこには大昔に乗ったヴァンデンプラス(車)の持つ香りが匂ったような気がした。

フィンランドメイド、ピーターノーリンの手腕が生かされたセーリングボートである。
居心地の良いキャビン・・・結構長く居続けた。

帰りは下田の裏道に入った魚料理の店でかなり遅めの昼食をオーナーにごちそうになった。

PS
小網代を出たFUJI40は、荒天のため串本港に急遽入港・・・
税関と保安庁、国土交通省に申請していなかったため、事前に緊急申請を電話で行って了承を得る事ができた。
27日1030現在は四国・高知沖を航行中、しかし1700から再び南の風が強くなるとの予報・・・
そして雨・・・。
下田港の路地。
(下)FUJI40航行記録

2015年10月23日

FUJI40出航。

シーボニアマリーナから宮崎県・油津〜沖縄・那覇港〜石垣島・石垣港、そして台湾・安平港に向け0930に出航したとのこと。

実際の輸出までには少し時間と手間を要したが、喉元過ぎれば・・・何とかで、すべての手続きが完了すると、やっと落ち着きを取り戻せた。

そうなると今度は航海中のサポートに集中しなければならない。

昨日も最後の最後に、横須賀海上保安庁からの電話があり、実艇と乗員の確認を午後3時に行きたいとの連絡。
すぐさま、LINEでクルーに連絡し、何とかクルー全員を艇に留めておく事が出来た。

彼らの航海中は、海上保安庁、税関からの問い合わせ電話が何度か掛かってくる。
万一、事故でもあれば、それが夜中であろうが対応しなければならない。

SOMETHING WILL WORK OUT・・・

PS
いろいろあったトレッカー38は10月19日に京畿道に到着したとのこと。
もうすぐ伊勢の漁師さんから請求書が届く頃です〜

シーボニアで下架されるFUJI40
船名は新しくFAMIRY ONEと名付けられていた。

2015年10月19日

三崎税関へ。

今回は台湾仕向けの40フィートセーリングクルーザーの輸出。

この艇も契約から納艇まで約3ケ月を要した・・・
と、いうのも、いつもの韓国仮船籍取得と違って、事前に自国また海外船籍取得に時間がかかってしまったから〜

小網代湾管轄の三崎の税関に、輸出手続きのため、事前に書類チェックをしてもらい、念には念を入れてほぼ許可がおりるようになってからの書類提出とした。

そのかいあって、ほんの少しの訂正とインスペクションも難なくOKで許可を頂いた。

その後、横須賀の海上保安庁に出航日と航行ルートを申請し、次に不開港の申請と、走り回って夕刻にはすべてが終えることが出来た。

もちろん、クルマでの移動、京急三崎口駅前のレンタカーを事前予約しておいた。
名刺を差し出すと、「ワタシも昔ヨットをやっていた!」とのことで銅で出来た自作の模型?を見せて頂いた。

そうそう・・・先月、天王洲アイルから夢の島マリーナまで乗った個人タクシーの方は現役セーラーでY34Sを所有しておられ、クラブレースからロングクルージングまでを巾広く活躍されているとのことでした。

乗車中、ヨット談義に花が咲いたことは言うまでもありません・・・

シーボニアの40フィート艇は、21日の午前中には下架し、燃料補給を終え、23日0900には出航予定です。
まずは台風がそれてくれてなによりなにより・・・

三浦半島の最南端、
三崎水産物卸市場の中に
税関監視署がある。

同じ建物の中にあった三崎食堂で、もちろんマグロの刺身定食です!

2015年10月14日

山口・宇部からの出航。

10月14日 10:00 宇部マリーナにて。

YAMAHA 26Cこちらの艇も契約から約2ケ月も経てからの納艇・・・
この艇種は近年韓国輸出は珍しい。

と、いうのは、韓国ではマリン文化が高まり、ヨット人口も日増しに増え多くのセイラーは最低でも30フィート以上を望むようになってしまったから。

今回、デリバリーをするのは、KAZI誌でも取り上げられたTAYANA37で世界一周を成し遂げたYOONさん。
彼とも10年来の付き合いになるが、最近はマリーナ業務に忙しいのか年に2〜3度あうくらい。

午前9時過ぎには艇はすでに下架されていた。

エンジンを始動し、航海灯、オートパイロットの稼動確認を終え、YOONさんは静かな宇部港を出航した。
輸出手続きは下関で行うとのこと。

「宇部は韓国に近いからこのフネでも持って帰れるヨ〜」
「西宮からだったらムリムリ」
と、流暢な日本語で笑顔を交えながら話してくれた。

10年前は、東京湾からでも大阪湾からでもヤマハ25MKIIを運んでいたのに・・・

PS
伊勢志摩でトラぶっていたTREKKER38からはそれ以降も連絡なし・・・><
秋晴れのフラットな海面の中の出航。スピードが出ないと言いながらも笑顔で手を振っていた。

2015年10月11日

志摩・波切大王崎でTREKKER38のトラブル発生。

10月11日16:40、鳥羽海上保安部からの電話・・・

KIMさん他2名が乗るTREKKER38は大王崎付近で漁網と接触!との連絡が保安庁から入る・・・

彼らは、ほんの少しの英語と少しの日本語しか話せない・・・

幸いにしてかどうか解らないが、どうやら保安庁に韓国語の話せる女性職員さんがいるようで、その女性を通しての電話だった。

話の内容によると事故はあまり大した事はないようだが、漁網への損害は多少あるとのこと、
その漁網の主さんとも電話で連絡を取り合い、保障の代理人を約束した。

大王崎は不開港で、出航前にその入港書類も万一に備えて彼らに手渡し、事前に保安庁に届けていたので、漁網以外はスムーズに行えた。

彼らに直接LINEで連絡をとってみたが、今だに返答なし・・・


PS
あしたは山口からY26Cをまたまた韓国に輸出です〜

紀伊半島・南東にある波切大王崎港。

2015年10月9日

三たび、夢の島マリーナから出航。

今年9月11日、25日そして10月8日と立続けに、東京夢の島マリーナから韓国仕向けのセーリングクルーザーの輸出。

さすが1ケ月以内に3艇となると、羽田空港から夢の島マリーナ(新木場駅)。
新木場駅から東京南麻布の韓国領事館、さらにお台場近くの税関までの道のりはすべて頭の中にインプット。

しかし・・・今回は7月中旬に契約が完了してから、10月6日まで延びのびになり、ようやくの来日と納艇・・・ヒヤヒヤもで、ついに羽田空港でミートすることが出来た。

ミート後、羽田空港ロビーで残金の決済・・・
その足でJCI東京支部で名義変更と返納届けを提出。

いつもなら、同じ日に韓国領事館、税関と駆け回るが、今回は時間的にJCIでの名義変更と返納届けの提出のみに留まった。

あくる日の朝一番に夢の島マリーナでの保管手続きと艇の整備の段取りを先に済ませ、10時に韓国領事館に向った。

領事館はランチタイムを挟んで午後3時には仮国籍取得、お台場の税関へ急いだ。

さすが、ほぼ毎週の輸出手続きともなると税関職員さんとも顔なじみになり、税関申請、出国手続きは回をますごとにスムーズになり、午後5時には完了。

続いて同じ庁舎内にある第三管区東京海上保安部に航路往来の申請。

その頃には外は真っ暗になっていたが、保安庁さんは。申請後の同日、夢の島マリーナまでワザワザ来て頂き実艇確認を行って頂いた。

毎度のことだが、いつもいつも保安庁さんには親切に対応して頂いている。

その翌朝にフォアステイの交換、エンジン整備、燃料補給、食料の買い出しを終え、9日の夜に夢の島マリーナをTREKKER38は出航した。

韓国領事館での仮国籍取得中のKimさん。

東京税関の管理部で出国手続き中。