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BJP_WEB__STAFF_BLOG
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2011年12月27日
艇の整備_Part2/メインシートシステム。
つい先日から整備を再開した自艇(共同購入)のS34はエンジン整備もほぼ半分終わり、キャビン床の磨きに入りました。
そんな中、27日は日が照り、風も穏やかになったため、床磨きを一旦休止し、ステアリングを大型にしてから初のセーリングに出かけました。
大型径にしてのメリットは、風上、風下側に座りティラー感覚での操船が可能な上に自由なスタイルでハンドリングできることです。
さらに、ステアリングレスポンスが格段に上がったこと。さらにさらに感覚がソフトになったことです。
クルマに例えるなら良質のパワーステアリングと優れたサスペンションがセットされた高級スポーツセダンの感覚に生まれ変わりました。
デメリットはラットステアリング周辺が狭くなったこと!
さらに、メインシートのシステムが想像以上に優れていることです。
トラベラーを無くしたのも感動ものです。
動きが軽い上、システムの簡略でアンダーパワーのセーラーでも使い易いシステム。
このシステムは西宮マリーナのS氏の考案。
またHARKEN製のセルフテーリングウインチも快適で、バットカーと合わせてメインアップ、メイントリムにもチカラを入れる必要がありません。
残すところ・・・あとは、カニンガムとアウトホール、ワンポイントリーフのシステムをコックピットに集中させるのみになりました。
それから・・・デッキ上の木製品を磨いてのニス塗りが待っています。
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デッキ上の主な改良部分は、ジブリーダー交換。メインシートシステム、ブームバング、ジブファーラーの巻取りリードブロック交換。
ドッグハウスのセルフテーリングウインチ×2交換。大型径ラットステアリング交換。
超シングルハンド可能で超戦闘的なシステムです。
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2011年12月26日
N300、韓国・釜山に向け出航。
今年になって2艇めの韓国への輸出艇です。
円高、ウォン安のせいか今年は2艇の販売とあと商談中の艇が1艇です。
クリスマスを韓国で過ごしたLさんは、再び日本に戻り、吹雪の西宮から釜山に向けて出航しました。
クリスマス前に一度来日し、廃船手続き、韓国領事館、税関手続きを終え、ガールフレンドのために自国でクリスマスを過ごすためPan Starフェリーで戻ったのです。
まぁ、クリスチャンなので仕方ない部分もあるのですが・・・
もちろん回航(デリバリー)は独りなのは当たり前のことです。
ワタシは30フィートのヨットを360マイルも独りで航行する勇気も根性もありませんが・・・
いつものことながら、彼等のパワーには頭が下がります〜
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26日午後3時30分、神戸マリーナを出航するN300。
約1週間で釜山到着予定だそうです。
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2011年12月24日
艇の冬期整備。
艇を購入(共同)したのが、今年7月末のこと。
それから8月下旬に船底を徹底的に行い、セーリングを時折楽しみながら、徐々に機関整備とデッキ上のアップデートを行っています。
つい先日のこと、再び西宮マリーナで上架し船底をクリーニングしてもらいました。
高圧洗浄機で行うのではなく、汚れを布で拭き取る作業です。
僅か4ケ月での上架洗浄という誠に贅沢なようですが・・・
確かに贅沢です!
しかし・・・これがものすごく機走、帆走に艇速に影響してきます。
デッキ上でシステムを大きくアップデートしたのが、ステアリングホイールをめいっぱい大きくしたこと、直径約140cm。ステンレス製ですが、もちろん革が巻かれています。かなり迫力があります。
それと、ドッグハウスのウインチをHARKEN製(35番)セルフテーリングに交換。
そしてメインシートとトラベラーのシステムをレースボート風に改良。
メインシートのみでトラベラーの役目を果たす優れものです。
それと、ジブリーダーをロープ1本で動かせる、これもレースボート風に・・・
ブームバングもコックピットリードに変更・・・
本日、クリスマスイブにもかかわらず、本格的にエンジン整備にとりかかりました。
まずはエンジンオイル、ギアオイルの交換。
ただ交換するのではなく、フラッシングを2度してからの交換です。
一度めを行った後に、エンジン各部とオイルを暖めるため機走を1時間弱してからの2度め交換です。
その機走時に気付いたのですが・・・ギアを前進に入れてのアイドリング状態でのボートスピードが驚くほど良く、また、ニュートラルにしてもスーっと滑って行きます・・・
これはやはり船底塗装方法が他と違っているからと感じました。
今日から今年最後の日まで、エンジン整備にかかりますっと偉そうですが・・・もちろんエンジン整備を含めて全て、西宮マリーナスタッフにお願いしています。
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2度のフラッシングの後にエンジンオイル、ギアオイル交換。今年中にエンジン関係の消耗品の全てと不良箇所を整備予定。 |
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2011年12月11日
KYCホワイトセールクラスレース見学。
話は前後しますが・・・
13日の2日前、12月11日の日曜日、KYC(関西ヨットクラブ)主催の今年最後のホワイトクラスレースの見学に・・・
北東の風8m程の中、見学艇にも関わらず、まるでレース参加のように我が艇もクルージング艇ながらケブラーメインをアップさせ、レース海域に到着。
この寒空にもかかわらず17艇の参加がある上、ホワイトセールクラスと云いながらもID35などレ−ス艇も入り交じり、単なるお遊びレースとは異なっているのが印象・・・。
一番小さな艇が24フィート、大きな艇は45フィート、それぞれに艇のポテンシャルに見合ったハンディキャップの元に争われる。
今年、一度だけこのY34EXで参加させてもらったが結果は散々・・・
かなり高いレベルのレースです。
参加者は全艇本気モードでセール、艤装等バッチリな上、常にそれぞれ日頃トレーニングを重ねていると聞く。
年間12日、1日2レースを含めると総トータル20レース。
もちろん年間シリーズチャンピオンも位置付けされ、2011年度のチャンプは圧倒的な強さで、「ベネトウ300スピリット」が獲得した。
来年も穏やかな日を見つけ、1戦くらいにはエントリーさせて貰おうと考えているところです。
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今年の各レースのすべてを上位で終え、2011年のシリーズチャンプを獲得した「ベネトウ300スピリット」 |
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2011年12月13日
デュフォー アルページュ完成。
アルページュのリメイクをマリンオフィス石垣さんに依頼。
その間、約1ケ月・・・
Volvo Penta MD6Aと云う古いエンジンながらも決定的なダメージはなく、セルモーター、オルタネーターをOHし、揃わないパーツは電装屋さんに依頼しみごと修復に成功。
問題が大きかった雨漏りは、サイドウィンドウのアクリルを交換。
ハッチのアクリルは一旦外し、コーティングをやり直して完成。
ハンドレール部分もコーティング。
ヘッドルーム、ギャレーの水回りのコック、ホースも取り替え。
オルタネーターの過充電が原因だったのか、キャビンライトや航海灯も点灯するようになり、一応動かせるようになりました。
言葉にするとカンタンなのですが、実際は何度も何度も、セルモーター、オルタネーターを付けては外し、外しては付けをくり返しました。
残すところは、バッテリーの配線やスイッチ類の取り替え、コンパスライトの配線、デッキ上のシート類のシステムを改良です。
13日の西宮沖は、幸いにして気温が12°、北東からの風速は3m〜5m、波もなく、新オーナーのセーリング初体験にはちょうど良いコンデション。
西宮を出て、大阪北港ヨットハーバーにランチに出かけました。
往復3〜4時間のクルージング。
まだまだセーリングは可能です。
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エンジンを止め、ジブ、メインで帆走中のアルページュ。
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2011年12月4日
琵琶湖のレースに参加。
4日はBSCA主催のレースでした。
参加した艇は、いつものヤマハ31S、例の艇です。
今回のレースは、本来ならハンディキャップの低い順に個別にスタートし、着順を同じにしようとする年一度のお馴染みのレース。
しかし、ヤマハ31S艇団はイコールコンディションでの同時スタート。
前回、少々悔しい思いをしたので今回は万全を期して・・・
やはり前回からセールデザインのこともあり、リドガードセールの大澤氏と助っ人に石川さんに同乗してもらった。
スタート1時間30分以上前からただ1艇でセールアップし、メインセール、ジブセール、スピンネーカーのチェックを行った。
この日の風は日本海から流れ込む、比叡山から吹き下ろす北西の風だが、いつもどおり南からの風も入り交じり、かなり神経の使う風の中スタートラインを切った。
タックもジャイブもなく、いわゆる行ってこいのレース。
その分スピード(セールトリム)とブローラインを読みきることがカギとなる。
幸いと云ってしまえばそれまでだが、幸いにしてスタートからバウを出すことに成功し、モータースポーツでいうところのPOLE TO FINSH で今年の幕を閉じた。
それにしても・・・・・・
イコールコンディションの戦いは面白いものです。
そして、結局・・・問題のスピンネーカーはモディファイし、メインセールはバテンの強度調整を行うことにしてもらうことになった。
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フィニッシュ間近の2位争いのヤマハ31S艇団。
トップ艇「Bacchus」のファイナルアプローチのハイクアウト中からのシーン。
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2011年11月30日
徳島・県チョピアへ。
デヘラー33を徳島・県チョピアまで回航です。
その距離55マイル。午前7時に北港を出航した。
約10時間の機帆走です。
この日、11月30日はいつもの回航と違ってなぜか?穏やか・・・
風もなく、波もなくフラットな海面。
もちろん機走のみで走り続けるが、関空も淡路島も、もちろん大阪、兵庫の街も山も全く見えず、大阪湾とは思えないほど360°グレーの世界。
友が島水道は予定どおりの3ノットの逆潮の中をボートスピード6ノット程で突き進む!
さすが予定どおり1時間の遅れで友が島を抜け、沼島に進路をとる。
そんな中、GPVの気象予報にもない南からの風3ノット程が吹きはじめ、ジブセールを展開。
11月末と云うのになぜか熱く、まずフリースを脱ぎ、次には保温性の高いアンダーウェアを脱ぎ捨て、ついにはTシャツ1枚に・・・
今回の回航のパートナーは、今だ現役を続けるレース派のT氏。
回航中はこまめにトリムと潮の流れチェックを続ける。
沼島から徳島・新町川の河口を目指す・・・あと10マイル・・・
河口から約20分、川の奥まった所に徳島県庁が見え、その前にはヨットが多数係留されている。
そこが「県チョピア」毎年、阿波踊りの季節には多くのセーラーがレース参加に訪れる。
午後5時、何とか日没寸前に着岸した。
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友が島水道を抜け。沼島を東からアプローチ。 |
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県チョピア、新町川河口に入港中。 |
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夕暮れの徳島県庁と県チョピア。 |
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2011年11月26日
デヘラー33クラシックの整備。
沖縄から戻って、すぐに「Deheler33」の上架と納艇前の整備を行いました。
船底状態は良好なので、全く問題はありません。
ただ、清水ポンプがイカれていたので、それを修復し、エンジン、セールドライブ等の消耗部品のすべての交換を北港ヨットハーバーのスタッフに依頼。
あとは、キャビン内の清掃、主にキャビンクッションをクリーニングし、永年の汚れを落としました。
この艇は主にクラブレースに使用されていたのですが、元々、オートパイロット、ジブファーラー、ドジャーが装備されていたので、クルージング艇にチェンジさせるのは簡単で、追加でレージージャックを付けるだけでシングルハンド仕様にすることが出来ました。
なにより、シートワークに必要なシステムの全てがHARKENやRONSTANなどの良品が装備され、しかもコックピットに集中されているため、マストサイドでの作業の必要はありません。
しかも、シート類も強靱な上、軽量です。
よく云われる、シングルハンドの三種の神器、オートパイロット、ジブファーラー、GPSの他に、ワンポイントリーフ等のロープワークのコックピット集中も加えれば、まさにシングルハンドの四種の神器です。
荒天では、コックピットから出ない事がなにより安全です。
で、整備も終わり、26日(土)に新オーナーのN氏とテストセーリング。ほとんど風はありませんでしたが・・・
で。今月末の天候のよい日に回航予定です。
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大阪・北港YHで上架中のデヘラー33。
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2011年11月16日
沖縄から福岡へ、600マイルの回航を終えて。
600マイルの航海を終えて・・・
役立ったものをあげるなら、ハードウェアでは「RayMarine製C90WのGPS/レーダー」と「RayMarine製X-5のオートパイロット」。
そして、「Zephyr製600Wの風力発電」。
発電機のトラブル時に重宝しました。
この発電器でGPSとオートパイロットを賄えました。
さらに「iPhoneにダウンロードされたNAVIONICS」とインターネットで見る「GPV気象予報」と「MIRCの潮流表」。
さらにさらに、寄港地での燃料補給のためのスタンド探しや修理屋さん探し、またコンビニ等を探す場合にも、グーグルアースとインターネットが役立ちました。
艇に装備されたGPSよりも多機能なスマートフォンが便利。
ただ、SoftBankの電波受信状況は正直いって良く無く、大きな島に近付かないと受信できませんでした。(NAVIONICSは通常のGPS機能なので、電波は関係なく稼動します。)
電波受信状態が一番よかったキャリー会社はAU、そしてDoCoMo、そしてSoftBankの順。
島と島の中間地点(奄美大島と屋久島の間)でもAUは、かすかながら受信されていたのにはオドロキでした。
また、ソフトウェアでは、「HARKEN製のパッド入りセーリングパンツ」
これはお尻と膝の部分にパッドが入り、長い航海に役立ちました。
また、即乾性能にも優れています。
同じく、プーマ製のセーリングパンツ(短パン)もパッド入り。
と、同じくプーマ製のハイカットデッキシューズ。
グローブはRONSTAN製のフルフィンガー。
ロープワーク時もさることながら寒さ対策にもなります。
まぁ、どこのメーカーでも同じですが・・・
とにかく、何と云ってもやはりヨットのためのセーリングウェアは必需品だとつくづく感じました。
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Zephyr製600Wの風力発電機。 |
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新製品「HARKEN・パッド入りセーリングパンツ」 |
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2011年11月13日〜
沖縄から福岡へ、600マイルの回航。
日向灘をひたすら北上。
日向市細島港での風待ちの効果があり、明け方には風も落ち、風速4〜6mのアビームの風、初めてメインセールをアップした。
太陽は照り、波もなく実に穏やかなクルージングだが、それは豊後水道までの話。
豊後水道では北の風20ノットオーバーの予測、当然波も悪い。
日も暮れはじめた時、知らず知らずの中、多数の自衛艦に囲まれていた。
何かの訓練中なのか・・・その数10数艇・・・
その中の1艇から赤旗と共に「0度に進路をとってください!」との指示。
なかなか迫力あるシーンでした。
日が落ちると、次第に風、波が大きくなりはじめ、豊後水道に突入した。
艇は大きくは揺れるが、時折スプレーを浴びる程度で、あまり苦痛ではなかった。
が、しかしそんな中、赤色灯がプッツリと切れ、急遽懐中電灯に赤いビニールテープを貼付け赤色灯の変わりにし、鶴御崎から別府湾までは近付く本船や漁船に合図した。
四国、佐田岬を通過。
姫島と国東半島の間を抜け関門海峡に進路を向けた。
関門海峡にアプローチする頃は真っ暗。
当然、本船も多く行き交い、一瞬たりとも気が抜けない。
ワタシは懐中電灯の赤色灯を照らし続けていた。
関門海峡の街の輝きは別世界で、まるで大都会の繁華街のように輝いており、今回の回航の楽しい部分のメインイベントとなっていた。
しかし、大型の本船との出会いにはかなりの緊張感が必要!
そして最後のレグ、またまた気の抜けない暗闇の玄界灘にアプローチした。
幸い風と波は北から、追波に揺られながら、地島と大島の間を回り込み、博多港にある「マリノア」にファイナルアプローチした。
午前5時、着岸。
約600マイル。所要時間139時間。
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大分沖、自衛艦隊とミート。 |
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姫島を右に見て通過中。
関門海峡に向けて進路をとる。 |
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関門海峡にて。
街の灯に囲まれた風景が1時間続く。
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2011年11月11日〜
沖縄から福岡へ、600マイルの回航。
屋久島、種子島を左舷に見て更に北上。
奄美大島から屋久島に向けては、かなり大きな横波をくらい、艇は左右に大きく揺れていた。
なにしろ40フィートクラスのコックピットは、ワタシのような平均的日本人サイズには少々大きく、足の踏ん張るところがなく、揺れるたびに右へ左へと滑り落ちていった。
その間、トカラ列島の灯が時折波の間から見隠れはするが、どの灯がどの島なのか、確認するまでの余裕はなかった。
出航2日めの夕刻、遥か雲の上に山のような黒い影を見つける、もしかして屋久島?
その山はやがてハッキリと視認できた。
大きかった横波も屋久島のブランケットに入り、穏やかな波と変化した。
続いての目標は種子島。
種子島を回航する時には、太陽はすっかり沈み込み、種子島の宇宙センターの灯だけが見えていた。
月もなく、星もなく、ワッチをしていても視認性が悪く、ドジャーのスクリーンに顔を近付け真っ暗な海を凝視していた。
そうそう・・・
当初の予定では、九州の西、長崎から福岡を目指すつもりだったが、北西の風が強く、波も荒いとの予測で、東の宮崎、大分から関門海峡を回る計画に変更した。
その宮崎は油津か細島で給油を計画し、風、波と時間的なことを考え、夕刻、日向市細島港に入港した。
ここで、燃料補給と買い出しと夕食。
風はまたまた20ノットオーバーと増してきたため、風が落ちる午後10時まで待機し、再び舫いを解き、真っ暗な日向灘に向かった。
To be continued
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屋久島の南を航行中。
島のブランケットで、波も風も穏やか・・・ |
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細島港にアプローチ中。
画像左が漁港、正面奥が臨時係留場所。
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日向市細島湊の一番奥まった岸壁に一時係留する「蒼天」パシフィック42。 |
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2011年11月11日〜
沖縄から福岡へ、600マイルの回航。
奄美大島から屋久島、種子島に向けて・・・
奄美大島・名瀬港、午前4時30分に起床。
午前5時には出航と思い、エンジンをスタートさせようとしたが、セルモーターが回らない・・・・・
沖縄出航前には、エンジンオーバーホールと各部の入念なチェックを行ったハズだったが、何度トライしてもセルモーターが反応してくれない。
しかたなく、地元の業者さんに依頼することに・・・
午前8時には、その業者さんと連絡が取れて一安心!
待つこと1時間、即、セルモーターを外しにかかるが、あと1本のボルトが外れず、四苦八苦の上なんとか脱着に成功。
それを持ち帰ってもらい、チェックしてもらった。
原因はセルモーター内部に水が入った形跡あり?????
その間、待つこと12時間、セルモーターは復活した。
なにはともあれ、他の仕事をキャンセルしてまで専念してくれた地元の(有)東デンソーの東さんには感謝感謝感謝!
セルモーターその上、発電器にも不具合があり、その代用に風力発電器をフル稼動させ、オートパイロット、GPSに活用させた。
やっぱり、ロングクルージング前には2〜3日程度掛けてテスト航行すべきだったと反省です。
結局、予定より12時間遅れで奄美大島を出航!
屋久島にバウを向けた。
宜野湾から奄美大島までは、ランニングとアビーム寄りの風と波だったのと気温が高かったので、全員、短パン、半そでのルンルン航海。
しかし、奄美大島から屋久島に向けては北寄りの風と波が支配し、俗に云うところの波に叩かれながらの航行となる。
さらに月も星もなく真っ暗な夜。
スプレーは遠慮なく滝のように真上から浴びせかけてくる。
その上、風速も時折30ノットを示していた。
To be continued
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奄美大島を後に・・・
一見、穏やかそうだが・・・ |
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2011年11月10日〜
沖縄から福岡へ、600マイルの回航。
沖縄・宜野湾マリーナを11月10日午前10時に新オーナーのO氏と新船名「蒼天」は静かに出航した。
艇は「パシフィック42」
前日から降り続いた雨もあがり、幸いにして風も南風、宜野湾マリーナから第一レグの奄美大島まではジブセールを揚げクォーターリーとアビームで快適なクルージング。
最初の数時間は沖縄本島が望め退屈することはなかったが、伊江島を越えたあたりからは、本島の最北端がいつまで経っても見えるばかりで、何の変化もない少し退屈なクルーズ。
今回、同乗してもらったのは、ワタシが最も信頼をおく「夢ひょうたん」のスキッパーでもあり、Yacht Drの異名を持つ佐野氏と新オーナーとワタシの3名。
佐野氏は、沖縄往復25回以上の超ベテランセーラー。
寄港地のどこに食堂や風呂屋があるまで知り尽くしている。
18:30 ついに沖縄本当最北端、ノースヘッドを真横に見る。
続いて、与論島沖を通過。
21:31 沖永良部、そして徳之島沖を通過。
11月11日、14時08分、宜野湾から28時間で奄美大島・名瀬港に入港した。
名瀬港の一番奥まった漁港に停泊中だった沖縄船籍の漁船に横抱きさせてもらった。
そこからは、まず燃料補給(210Lとポリ缶80L)そして食事、そして風呂と食料と備品の買い出し、21:00にはぐったりと艇内泊。
そして翌朝出航予定の04:30に起床、しかし・・・
ここから新しい物語のはじまりが待ち受けていた。
To be continued
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沖縄本島最北端がうっすらと見隠れする。 |
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沖縄本島・本部と伊江島の間を通過。 |
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沖縄から奄美大島までは30度の方位が永遠につづく。 |
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奄美大島・名瀬港にアプローチ開始。
下、奄美大島名瀬港。
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2011年11月3日
琵琶湖のレースに参加して・・・。
以前から乗りた〜いと思っていたヤマハ31Sに同乗させてもらった。
この艇は、天草からはるばる陸送してきた艇。
半クルージング仕様をIRC並の艤装にアップデートしたレースボートである。
スタートは11:00。
琵琶湖大橋北をスタート地点に、5マイルほど先の通称観測塔を回航し、再び琵琶湖大橋に戻るコース。
いつものように風が全くなく(ほんの少しだけあるが)湖面は鏡のようにフラット。
スタート5分前に曇の切れ目から太陽が現れ、西の山々を照らしはじめた、スタートは当然、アウターマーク寄りのフレッシュエアを求める。
やはり山々の上昇風を掴んだ3艇がバウを出し始めた。
といっても、風は1m〜2m。
その3艇は自艇も含めたヤマハ31Sで、観測塔までの間は面白い戦いとなった。
結局、トップとは10艇身ほどの差で2番手回航。
しかし、しかし、スピンランではトップ艇に置いてきぼり・・・
なんと大きく差をつけていた3番手のライバル艇にもかわされ、着順は情けないことに3番手・・・
早々に、スピンネーカーのモデファイをメーカーに依頼した。
ヨットレースはかなり熱くなれます!
と、同時にセールの持つポテンシャルに感動させられます。
0.5ノットの風でヨットが帆走するのですから・・・
次回は、トップフィニッシュを目指します!
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琵琶湖北湖の観測塔を回航するライバル艇。
ヤマハ31S |
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2011年10月30日
アルページュ30のディーゼルエンジン。
今月10月は沖縄と西宮を往復していました。
と、いうのは沖縄に保管中の「パシフィック42(40)と、大阪にあるデヘラー33、そして西宮のアルページュの見学やら、契約やらで飛び回っていました。
その間にBW30、N300、Y31EXの見学もあり、更には新艇輸入の話もあり・・・
中でも、興味深かったのは「デュフォー・アルページュ」に搭載されたエンジン!
VOLVO PENTA製2気筒なのですが、2002シリーズではなく、VOLVO MD-6A。1971年から1975年の間に製造された10馬力ディーゼルエンジンです。アルページュに搭載されているエンジンでは初めてお目にかかりました。
もちろん今でも快調に回り続けています。
ただ、セルモーターが不調なので、今ではデコンプを抜いて掛けていますが、来週中頃には修理にかかります。
メカさんの話では「まぁ・・・何とかなるでしょ・・・」
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VOLVO PENTA
MD-6A
Marine Diesel |
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Arpege30
アルページュとはもちろんフランス語。
音楽用語からとられています。 |
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2011年10月18日
New York Yacht Club。
出張で米国滞在2週目にはいりますが、先週末にフロリダからニュ−ヨークへ移動してきました。
こちらは、寒くもなく、暑くもない、過ごしやすい気候です。
宿泊しているホテルの2軒隣のビルが、何とあの”New York Yacht Club”であることに気づきました、あまりの荘厳さに気づきませんでしたが、紺のテントにNYCのロゴがさりげなくあり、やっとわかりました。
そういえば、ここのユニフォームって、くすんだ赤のパンツ、紺ブレザー、白シャツにクラブタイでした。
西宮でのレーシングクルー時代、転勤のお餞別に、NYCのメンバーである
OオーナーからNYCのカップを頂戴し、今でも大切に使わせて頂いています。
by K |
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NYのミッドタウン、44丁目にあるNYC。
1844年に設立された。
名門中の名門ヨットクラブ。
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2011年10月11日
茨城県那珂湊から沖縄県宜野湾へ。
約半年の月日をかけて、約1200マイルの航海。
偶然にも、宜野湾マリーナで着岸の舫いを取ることができました。
と、いうことは・・・
またまた、沖縄・宜野湾マリーナに出かけていたワケで・・・
今回はパシフィック42の見学の立会いです。
艇も完成し、ハル、デッキ塗装から、装備品の新調などなどを終え、
みごとに美しくなりました!
そのついでにと云ってはなんですが・・・
ベネトウも見せて頂きました。
そんな中、航海中のNP33のオーナーT氏から、「あと2時間で宜野湾入港」との電話連絡が入り、マリーナのビジターバースで待つことに・・・
艇を購入頂いてから2年ぶりの再会です。
T氏はすっかり「海人」に変貌されていました。
半年と云うのは、仕事の合間を見つけ、那珂湊から御前崎を経て鳥羽に約1ケ月、岡山に1ケ月、宮崎に1ケ月と艇を一時保管し、ゆっくりと時間を掛けての航海でした。
これからは宜野湾に艇を保管し、沖縄諸島をクルージング予定だそうです。
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宜野湾マリーナのゲストバースにて。
ニューポート33 |
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宜野湾マリーナでは、熱帯魚らしき魚がいっぱい泳いでいます。 |
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2011年10月7日
久々のモータークルーザー。
久しぶりのモータークルーザーのシートライ。
艇種はヤマハMY50。
MAX28ノット、巡航速度24ノット。
いままで乗船した中ではトップクラスの静粛性!
フライブリッジにいても、キャビン内にいても、本当に静かです。
その上、走波性能にも優れドスンドスンと云うパワーボート独特のイヤな感じはありません。
販売当時のキャッチコピーは、「キャビン内での操縦も可能」というだけあって、前方の視認性にも優れている。
これにはあえてバウを下げているから、乗船した瞬間にバウが下がっているのに気がつきます。
20年の経過を経てもメンテナンス次第で快調そのものです。
ボートもヨットも日頃のメンテナンスの必要性を感じますね〜
同じ日に「Daytona40」も見学・・・
全く初めて目にしたモータークルーザー。
イタリアンメイドだそうです。
搭載エンジンはCAT 3208 375hp×2基掛
こちらも手入れが行き届いていました。
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ヤマハMY50 |
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Daytona40 |
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2011年9月30日〜10月1日
大阪・北港と西宮港。
沖縄から戻った翌日、早速S34のコントロールシート(メインシート、トラベラー、ジブトラック、ジブカー、ブームバング、ラットステアリング)のシステムを改良すべく、コスモマリンのT氏も同乗してもらい沖に出た。
いくらクルージングボート(ヨット)といえども、システムがイージーで且つシンプルで軽く、使い易さが大切。
2週間後には完成予定。
9月30日、大阪・北港にて、オートパイロットのキャリブレーションを行った。
これはオートパイロットのコンパス角度を調整するため。
半径50mくらいの円を機走で回れば調整可能。
RayMarine のニューモデル SPX5。
ST2000と比較するとかなりのパワーアップバージョン。
10月1日
神戸マリーナ沖、すなわち西宮港内で、ブルーウォーター21のセーリングを行った。
波こそないが、北の風5m〜10mとかなりの強弱に加えてシフトも大きく、ビギナーでは少々難しいセーリング。
まるで、琵琶湖の南湖の雄琴沖と同じ・・・・・・。
機走からおそるおそるメインを揚げ、おそるおそるジブを揚げる。
ブローがドンと入るが、思ったほどのヒールもなく意外にも走れる?ことに驚いた。
普段30フィートから40フィートクラスに乗っていると、21フィートクラスは、また違った乗り物に感じてしまいます。
そうそう・・・・・
9月末は、大阪湾、瀬戸内海は異常潮位でした。
桟橋に渡るのも、海水の中を靴を脱いで渡りました。
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Raymarine
Smart Pilot SPX-5
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リンフォース建造
ブルーウォーター21
異常潮位中の北港YH。 |
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